アカデミー主演男優賞を獲った狂気の傑作『ジョーカー』

2020年8月14日

前評判がやたらと高く話題となった『ジョーカー』。観た感想は心が弱っている時に観てはいけないしデートムービーでもありません。

暗く陰鬱な内容の一言。一応アメリカンコミックの『バットマン』の宿敵である『ジョーカー』誕生の映画ですが、『バットマン』を知らなくても関係ありません

コメディアンとしての成功を夢見るアーサーは母親と2人暮らし。生活のためピエロの仕事をしている。アーサー自身は精神に疾患を抱えていてケースワーカーとの面談で薬の処方箋をもらっている。

ピエロの仕事での失敗・さらに同僚にハメられてクビになってしまう。途方にくれるアーサーだったが、地下鉄に乗っていた時に絡まれたエリート会社員を銃で三人撃ち殺してしまう。

次第にアーサーは不満が溜まった貧しいゴッサムの人達のヒーローとなっていく。

とにかくアーサー/ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの演技の素晴らしさに尽きると言っていい。

ジョーカーは故ヒース・レジャーやジャック・ニコルソンという素晴らしい俳優の怪演がみられた焼くだが、まさかのアプローチで新たなジョーカーを生み出してしまった。

ジョーカーは何故ジョーカーなのか?その問いに素晴らしい回答を出したのがこの『ジョーカー』。いま現実の社会でも格差はどんどん広がり弱者は虐げられていく。

いま生きている我々の世界からジョーカーが生まれない事を願うばかりだが、あながち映画だからと人ごとではない様な気がしてしまう。

明るく楽しい映画ではないが、『素晴らしい映画』であることは間違いない。一見の価値がある。