外国後映画で初のアカデミー作品賞を獲った『パラサイト半地下の家族』

2021年1月14日

アカデミー賞で外国語映画で初の4部門を受賞した話題作、パラサイト半地下の家族を観てきました。結論からいうとかなり評価が分かれる作品だと思います。一緒に行った嫁の評価もいまいちでしたから・・・

よく言えば韓国映画らしい映画。これにつきます。だって絶対に日本映画ではこういう展開にはならないだろうと断言出来るからです。ここまで描き切るのか!と韓国映画のパワーに圧倒されてしまう。ただそこが人によってダメかもしれません。

色々なメタファーが含まれている映画なのだと思います。またこの映画がアカデミー賞を獲ったのも今の時代の空気感が大きな後押しをしたのだとも思います。持てる者と持たざる者の差が広がり続けている世界で。

自分にもあのニオイがしてるのだろうかと考えさせられる。持てるもの達には分かるのだろうかと。これはこの映画のなかで一番印象に残りました。半地下の家族たちが奉公している社長宅で社長たちが留守の間に宴会をしている最中、急に社長たち家族が家に帰ってきてしまいました。慌てて隠れる半地下の家族たち。

そしてその後、社長と社長夫人は「なんだかエロイ雰囲気」になりイチャイチャし始めます。そのときに社長がこう言います。「におうな・・・このにおい・・・」と続きます。そう匂いとは半地下の家族・・・それに属する人達、「持たざる者たち」の匂いがするといって夫婦が笑い合います。息を殺しながら彼らの近くでじっとこの話を聞いている半地下の家族のお父さん。終盤の衝撃的な最期への展開につながる場面です。

この映画はみんなにオススメする映画ではないです。逆によくこの映画をアカデミー協会は選んだなとびっくりするくらいです。日本アカデミー賞というガラパゴスもガラパゴスの賞にも爪の垢を煎じて飲んでいただきたいくらいです。はっきり言って映画に関しては、今日本は韓国映画の足元にも及ばない気がします。イケメン・イケメン・漫画の実写化ってまだ続けます・・・